【マリオメーカー】任天堂から学ぶ!おもしろいコースの作り方
前回は、マリオメーカーで作ったコースを他の人にプレイしてもらった。
楽しんで欲しいという期待とは裏腹に、難易度が高すぎてつまらないという残念な結果になってしまった。
そこで今回は、前回の屈辱を晴らすべく、「おもしろい」とは何かについて深く追求していきたい。
あまりにも漠然としたテーマなので、任天堂が作るコースと比較して「おもしろい」を探っていく。
やっぱりすごい!任天堂
今まで何気なくプレイしてきた任天堂のコース。
改めてプレイしてみて、任天堂のすごさが身に染みてわかった。
ただなんとなく配置している自分のコースとは違って、ひとつひとつのパーツに意味がある。
そして、任天堂が作ったコースは、なんかあたたかい。
まるでピクニックをしているかのような、のほほんとした気持ちにさせてくれる。
そんなココロ温まる任天堂のコースから、「おもしろい」の部分だけをごっそり盗んでいこう。
任天堂のつくったコースには「ゆとり」がある
コースをクリアすること。それが、アクションゲームとして、プレイヤー最大の目的である。
そして、その目的を阻害するべく障害物を配置していく。これがコース作りの基本である。
だけど、クリアを阻害する目的だけで作られたコースは、単調的でつまらないものになりやすい。
一本道を歩いているかのような、直線的なものになってしまう。
それとは対照的に、任天堂がつくるコースには「ゆとり」がある。
その「ゆとり」こそが、任天堂の生み出す「おもしろい」の正体だ。
まるで、初めて訪れた街を散策しているかのような、自由で楽しいコースになる。
いろんなゆとりをつくろう
ちょっと休憩「こころにゆとりを」
ちょっと休憩〜!次はどう進もうかな〜
常に緊迫したコースをプレイするのは疲れるもの。適度に安全地帯を設けて、プレイヤーにいっときの休憩を与えよう。
そうすることで、ただ邪魔をするだけの障害物ではなく、プレイヤーに頭を使わせる楽しみを生み出す障害物になるのだ。
より道しようよ「コースにゆとりを」
こんなところに土管がある。入れるかな〜
プレイヤーは、より道がだいすき。あんなところに土管があったら、気になってついつい登っちゃう。
プレイヤーにコースの隅々までチェックさせて、いろんな仕掛けを楽しんでもらおう。
挑戦しようよ「失敗にゆとりを」
こんな短い足場もじゃーんぷ!気持ちいい!
落ちても即死ではないのでちょっぴり安心。
失敗=死はプレイヤーの心を折ってしまう可能性あり。アクションの苦手なひとでも積極的にチャレンジできるように、ミスに対する罰は最小限に。
積極的にすすもうよ「いのちにゆとりを」
やっほーい!どんどん進むよー!
デカマリオなら、1度のミスが許されているので、少々危ないところでもプレイヤーは積極的に進んでいく。
プレイヤーはキノコを与えるだけで、自由にアクションを楽しむ。どんどんキノコを与えよう。
ゆとりがおもしろさを生みだす
こうして作られた「ゆとり」あるコースは、プレイヤーを自由で解放的な気分にさせてくれる。
あっちにいったりこっちにいったり、冒険にでも行っているかのような楽しい気分にさせてくれる。
反対に、「ゆとり」がないコースでは、プレイヤーは最小限の動きしかしなくなる。
まるで試験を受けているかのように、すべてのプレイヤーが同じように動き、同じところで失敗する。
「ゆとり」はゲームにメリハリを出し、アクションゲームとしてのおもしろさを最大限に引き出してくれるのだ。
まとめ
コースを作るとき、ついつい「簡単にはクリアさせないぞ」という気持ちで作ってしまう。
そういう気持ちで作ると、どうしても自分本意なコースになりがち。
プレイヤーが主役だということをもう一度思い出して、任天堂のように「プレイヤーに気持ちよくクリアさせる」そんなコースを作ろう。
今回は、任天堂がつくる「おもしろいコース」はプレイヤーに対する小さな心遣いのうえで成り立っている、そういう話でした。
次回からも、どんどん「おもしろい」を追求していきたい。